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角川ホラー文庫 H127−1

出版社名 角川書店
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-04-387301-2
4-04-387301-8
税込価格 704円
頁数・縦 278P 15cm

商品内容

文学賞情報

2007年 第14回 日本ホラー小説大賞・短編賞 2011年18回にて短編賞終了受賞

要旨

人間たちは、テングとブタに二分されている。鼻を持つテングはブタに迫害され、殺され続けている。外科医の「私」は、テングたちを救うべく、違法とされるブタへの転換手術を決意する。一方、自己臭症に悩む刑事の「俺」は、二人の少女の行方不明事件を捜査している。そのさなか、因縁の男と再会することになるが…。日本ホラー小説大賞短編賞受賞作「鼻」他二編を収録。大型新人の才気が迸る傑作短編集。

おすすめコメント

権力と戦う外科医と暴力刑事。恐るべき運命が2人を待ち受ける。外科医は、被差別者を救うために違法な手術をすることを決意する。暴力刑事は、少女の行方不明事件の捜査中に、かつて自分が通り魔として傷つけた男に出会う。2人の物語が交差する時、衝撃の結末が。

著者紹介

曽根 圭介 (ソネ ケイスケ)  
1967年静岡県生まれ。91年、早稲田大学商学部中退。サウナ従業員、漫画喫茶店長を経て、その後無職に。2007年、「鼻」にて第14回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。直後、「沈底魚」にて第五十三回江戸川乱歩賞を受賞。日本ホラー小説大賞短編賞と江戸川乱歩賞のダブル受賞は史上初の快挙(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)