• 本

検疫官 ウイルスを水際で食い止める女医の物語

角川文庫 こ33−1

出版社名 角川書店
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-04-394323-4
4-04-394323-7
税込価格 792円
頁数・縦 410P 15cm

商品内容

要旨

新型インフルエンザ対策の第一人者、岩崎惠美子。その最前線の攻防を描いた本格医学ノンフィクション!日本人で初めてエボラ出血熱を間近で治療した惠美子。50歳を過ぎて熱帯医学を志し、安穏な医師生活を捨て去ってウガンダやインド、タイ、パラグアイなどで現場治療にあたる。日本検疫史上初の女性検疫所長とまでなった彼女の、生物・化学テロ、感染症、ウイルスの脅威から日本を守ってきた活躍を大宅賞作家が描く。

目次

序章 新型インフルエンザ発生―注目された「仙台方式」
第1章 生物・化学テロ対策―ワールドカップ宮城会場の舞台裏
第2章 熱帯医学を極めた日々―崩れゆく顔
第3章 史上初の女性検疫所長の誕生―感染症を水際で防ぐ
第4章 アフリカ大陸―エボラ出血熱の現場へ
第5章 危機管理体制の構築―数々の脅威との戦い
第6章 SARS、新型インフルエンザの最前線に―「仙台方式」への模索
終章 新型インフルエンザ、日本上陸―「仙台方式」の確立

出版社・メーカーコメント

毎年発生する新感染症、新ウイルスの脅威!驚愕の最前線の実態!!日本人で初めてエボラ出血熱を間近に治療した医師、岩崎恵美子。新型インフルエンザ対策でも名をあげた感染症対策の第一人者だ。50歳を過ぎてから熱帯医学を志した岩崎の闘いを追った!本格医学ノンフィクション!!

著者紹介

小林 照幸 (コバヤシ テルユキ)  
1968(昭和43)年、長野市生まれ。ノンフィクション作家。明治薬科大学在学中の1992(平成4)年、『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。1999(平成11)年、『朱鷺の遺言』(中央公論社・中公文庫)で、第30回大宅壮一ノンフィクション賞を、当時同賞史上最年少で受賞。信州大学経済学部卒。明治薬科大学非常勤講師(生薬学担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)