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咸臨丸、サンフランシスコにて

角川文庫 う21−1

出版社名 角川書店
出版年月 2010年4月
ISBNコード 978-4-04-394355-5
4-04-394355-5
税込価格 704円
頁数・縦 293P 15cm

商品内容

要旨

安政7年、条約批准のため遣米使節団が江戸湾を出航した。勝海舟が艦長を務める「咸臨丸」には、瀬戸内の塩飽衆・吉松たち日本人水夫が乗り組むが、悪天候に悩まされ、病気も蔓延する。アメリカ人水夫との対立、士官・中浜万次郎への反発など不穏な空気の中、果敢に太平洋横断に挑んだ彼らを思わぬ運命が待ち受けていた。書き下ろし後日譚「咸臨丸のかたりべ」を併載し、第27回歴史文学賞受賞作品が大幅改稿を経て、待望の文庫化。

出版社・メーカーコメント

いま最も旬な歴史・時代作家の原点、歴史文学賞受賞作が待望の文庫化!安政7年、勝海舟ら江戸幕府の遣米使節団を乗せ、慣れない乗組員に操られて咸臨丸は太平洋へと乗り出すが・・・。歴史の渦に消えた名もない男たちの運命を辿った歴史文学賞受賞の名作が、大幅改稿を経て待望の文庫化!

著者紹介

植松 三十里 (ウエマツ ミドリ)  
1954年生まれ。静岡県出身。東京女子大学史学科卒業後、出版社勤務を経て、7年間アメリカに暮らす。2003年、「桑港にて」で第27回歴史文学賞を受賞し、以後、歴史・時代小説の書き手として注目を集める。09年『群青 日本海軍の礎を築いた男』で第28回新田次郎文学賞を、『彫残二人』で第15回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)