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呻吟語 中国の古典

角川ソフィア文庫 B1−20 ビギナーズ・クラシックス

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-04-400291-6
4-04-400291-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 319P 15cm

商品内容

要旨

明代末期、皇帝は求心力を失い、官僚は腐敗し、世の中は混乱していた。その乱世の中で生まれた『呻吟語』は『菜根譚』と並ぶ処世訓の名著である。朱子学と陽明学を修めた呂新吾が30年の歳月をかけて綴った言葉の数々を、原文、書き下し文、現代語訳で掲載。「冷静沈着の大切さ」「過ちを認める勇気」「読書の秘訣」「時間を無駄にしない」「一つのことに一生懸命になる」など、現在にも役立つその思想を分かりやすく解説する入門書。

目次

内篇(性命―人間の本性と運命について
存心―正しい心のあり方とは
倫理―人間道徳の基本 ほか)
外篇(天地―世界は何でできているのか
世運―世の流れへの対処法
聖賢―聖人賢者も修養努力する ほか)
『呻吟語』をめぐって(『呻吟語』と『菜根譚』―中国の二大処世訓
呂新吾と科挙―合格者名簿に名が見えないのはなぜ)

おすすめコメント

「人間とはどうあるべきか」。『菜根譚』に並ぶ中国古典の名著。 政治が混沌としていた明の時代。高名な官僚であった陽明学者の呂坤が官職を辞し、田畑を耕しながら30年かけて綴った人生を諭す言葉の数々。「人間とはどうあるべきか、人生をどう生きるべきか」を説く。

著者紹介

湯浅 邦弘 (ユアサ クニヒロ)  
1957年、島根県生まれ。大阪大学大学院教授。専攻は中国古代思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)