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地図をつくった男たち 明治測量物語

角川ソフィア文庫 I168−1

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-04-400718-8
4-04-400718-7
税込価格 1,144円
頁数・縦 324P 15cm

商品内容

要旨

地図作りに全力を傾ける男たちがいた。深山に分け入り、森を渉猟し、1か月を超える野営を繰り返しながら、土地を測り続ける。戦時には大陸へと渡り、仲間を失いながらも測量を行った。明治維新前夜から、国土地理院の前身である参謀本部陸地測量部の時代まで、彼らによって近代日本の基盤が築き上げられてきた。元地理院技官の著者が、その足跡を丹念にたどる。知られざる日本の地図製作と、名もなき技術者たちの奮闘の記録。

目次

第1部 維新前夜から維新直後の地図作り(明治維新前夜の測量地図技術
陸軍省最初の測量技術者・福田治軒
沼津兵学校から巣立つ測量地図技術者
傑出したテクノクラート小野友五郎 ほか)
第2部 陸地測量部の地図作り(「美しさ」から「正確さ」へ―犠牲となった「かきたてるもの」
未踏の高山を目指した明治期測量隊
測量登山黎明期―登山家ウェストンのころ
劒岳登頂は柴崎芳太郎に何を与えたか ほか)

出版社・メーカーコメント

地図づくりに命を賭けた測量技術者たちの秘話国土を正確に把握すること――日本の近代化の第一歩である「地図づくり」を担った測量技術者たち。それは時に、命懸けの厳しい環境下でも行われた。長年研究を続けた著者が、その歴史と秘話を解き明かす。

著者紹介

山岡 光治 (ヤマオカ ミツハル)  
1945年、神奈川県生まれ。63年、国土地理院に技官として入所、中部地方測量部長などを務める。2001年に退職し、株式会社ゼンリンに入社。05年に退社し、「オフィス地図豆」店主として、執筆・講演・地図歩きガイドなどを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)