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大事なものは見えにくい

角川ソフィア文庫 SP L−109−3

出版社名 角川学芸出版
出版年月 2012年11月
ISBNコード 978-4-04-407503-3
4-04-407503-4
税込価格 836円
頁数・縦 269P 15cm

商品内容

要旨

ひとは他者とのインターディペンデンス(相互依存)でなりたっている。「わたし」の生も死も、在ることの理由も、そのつながりのなかにある。核家族化で社会に包摂される「家族」、コミュニケーションの非在と「わたしたち」の居場所。確かなことは何もわからない、価値の遠近法が崩れた現代社会のなかで、日常の隙間に生じる違和感を育て、答えの見えない「問い」と向き合いつづける。語りきれず、噛みきれない想いを紡ぐ、珠玉の哲学エッセイ。

目次

1 問い
2 行ない
3 間合い
4 違い
5 養い
6 囲い
7 佇まい
8 迷い

おすすめコメント

ひとは他者とのインターディペンデンス(相互依存)でなりたっている。「わたし」の生も死も、在ることの理由も、他者とのつながりのなかにある。日常の隙間からみえる「問い」と向き合う、「鷲田哲学」の真骨頂。

著者紹介

鷲田 清一 (ワシダ キヨカズ)  
1949年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。関西大学文学部教授、大阪大学大学院文学研究科教授、同研究科長・文学部長、同大学理事・副学長、同大学総長をへて、現在、大谷大学文学部教授。専攻は哲学・倫理学。著書に、『「ぐずぐず」の理由』(読売文学賞)『モードの迷宮』(サントリー学芸賞)『「聴く」ことの力』(桑原武夫学芸賞)など、多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)