漢文脈と近代日本
角川ソフィア文庫 E106−1
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2014年5月 |
ISBNコード |
978-4-04-408108-9
(4-04-408108-5) |
税込価格 | 924円 |
頁数・縦 | 262P 15cm |
商品内容
要旨 |
政治と学問、隠逸と感傷を軸とする漢文脈は、幕末の志士や、漱石・鴎外をはじめとする明治知識人たちの思考と感情の支えとなった。一方、機能化された訓読体は、文明開化のメディアとなり、新しい「文学」への道を用意する。漢文は言文一致で衰えたのか、いまなお日本文化の底に流れているのか―。大げさで古くさい文体でもなく、現代に活かす古典の知恵だけでもない、「もう一つのことばの世界」として漢文脈を捉え直す。 |
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目次 |
序章 漢文脈とは何か―文体と思考の二つの極 |