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エドゥアール・マネ 西洋絵画史の革命

角川選書 607

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2018年10月
ISBNコード 978-4-04-703581-2
4-04-703581-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 299,20P 19cm

商品内容

要旨

印象派が産声をあげる直前の19世紀パリ。画家マネのスキャンダラスな作品は官展落選の常連であったが、伝統絵画のイメージを自由に再構成するその手法こそ、デュシャン、ピカソ、ウォーホルら現代アートにも引き継がれてゆく絵画史の革命だった。模倣と借用によって創造し、古典と前衛の対立を超えてしまう過激な画家は、芸術のルールをいかにして変えたのか。謎めいた絵画作品の魅力と、21世紀へと続くその影響力に迫る。

目次

1 過去からマネへ(成熟するイメージ環境
イタリア絵画―ティツィアーノとラファエロ
スペイン絵画―ベラスケスとゴヤ
フランドル・オランダ絵画とフランス絵画)
2 マネと“現在”(近代都市に生きる画家
主題としてのパリ
画像のアッサンブラージュ
近代画家の展示戦略)
3 マネから未来へ(印象派―ドガとモネ
セザンヌとゴーガン
二十世紀美術―ピカソを中心に
マネと現代アート)

おすすめコメント

芸術のルールを根本から変えた過激な画家。マネを起点に描く西洋絵画史 19 世紀の画家、マネ。伝統絵画のイメージを自由に再構成するその手法は、現代アートにも引き継がれる絵画史の革命だった。模倣と借用によって創造し、古典と前衛の対立を超えてしまう謎めいた画家の魅力に迫る。

著者紹介

三浦 篤 (ミウラ アツシ)  
1957年、島根県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフランス近代美術史、日仏美術交流史。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。パリ第4大学で文学博士号(美術史)取得。2015年、フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受勲(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)