• 本

忍者の精神

角川選書 618

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2019年5月
ISBNコード 978-4-04-703659-8
4-04-703659-5
税込価格 1,870円
頁数・縦 199P 19cm

商品内容

要旨

「忍術を志す者は、毛頭も私欲のために忍ぶことなく、また無道の君主のために謀ることはしてはならない―」。今日では、奇術や卓越した身体能力で注目されることの多い忍者だが、根幹となる精神性がなければ見せ物と変わらなくなってしまう。忍術を「道」に高めるために必須な精神とはいったい何だったのか。『万川集海』ほか、貴重な忍術書を具体的に読み解き、誰も知らなかった忍者が忍者たる核心に迫る初めての書。

目次

第1章 「忍び」の定義(忍術の起源
「忍」の意味 ほか)
第2章 孫子の兵法と忍術(『孫子』のもつ重要性
日本における『孫子』の受容 ほか)
第3章 「正心」とは(「正心」という語
忍術書の「正心」 ほか)
第4章 忍びの立場と心得(主君と忍び
陽忍と陰忍 ほか)

おすすめコメント

忍術書に書き記された「忍」の精神とは?国内外から大きな注目を集める忍者。日本全国に残る忍術書を読み解き、その精神性を解き明かす!

著者紹介

山田 雄司 (ヤマダ ユウジ)  
1967年、静岡県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。亀岡市史編さん室を経て、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻(日本文化研究学際カリキュラム)修了。博士(学術)。現在、三重大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)