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マルクス資本論 第3巻

角川選書 1007 シリーズ世界の思想

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-04-703714-4
4-04-703714-1
税込価格 3,278円
頁数・縦 757P 19cm
シリーズ名 マルクス 資本論

商品内容

要旨

不平等の拡大、気候変動対策の停滞、インフレの加速。人々の生活の苦しみが増し、経済システムにたいする批判が高まりつつある今も、資本主義はそのシステムをより強固にしているかに見える。資本家と労働者の間に権力構造が発生するのはなぜか?現代社会の混沌とした状況を解き明かし、危機を克服するためには、「儲け」のメカニズムを徹底的に分析する第3巻が要となる。マルクスも完成を見ることなくこの世を去った難読の書を明快に解説。

目次

第1章 剰余価値の利潤への転化、および剰余価値率の利潤率への転化
第2章 利潤の平均利潤への転化
第3章 資本主義的生産の進展における一般的利潤率の傾向的低下の法則
第4章 商品資本および貨幣資本の、商品取扱資本および貨幣取扱資本、あるいは商人資本への転化
第5章 利子と企業利得(産業利潤または商業利潤)とへの利潤の分裂。利子生み資本
第6章 超過利潤の地帯への転化
第7章 収入(所得)とその源泉

出版社・メーカーコメント

失敗に終わったマルクス主義を追うのではなく、『共産党宣言』の結論を裏付ける書物としてとらえるのでもなく、21世紀の現代社会を読み解くために必要な、マルクスの理論を理解する入門書の決定版。

著者紹介

佐々木 隆治 (ササキ リュウジ)  
1974年生まれ。立教大学経済学部教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。日本MEGA(『新マルクス・エンゲルス全集』)編集委員会編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)