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後宮冥府の料理人 2

メディアワークス文庫 つ3−4

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-04-916036-9
4-04-916036-6
税込価格 814円
頁数・縦 252P 15cm
シリーズ名 後宮冥府の料理人

商品内容

要旨

天帝に人の罪を告げにゆく三尸の虫が飛びたつ庚申の日。死者に成仏するための“最期の晩餐”を提供する臘月宮で働く新米女官・林花のもとには、様々な死者がやってくる。のだが―なぜか死者ではないはずの皇帝・黄辛の姿が。謀反による大火事から救われて以来、頻繁に訪ねて来る黄辛から、林花は意見を求められる。それは彼の間諜が立て続けに変死を遂げたというもので―。人ならざるものの邪悪な気配。古の因縁がもたらす禍が、臘月宮にも迫ろうとしていた。

出版社・メーカーコメント

最期の晩餐で死者の魂を成仏させる冥府の宮殿・臘月宮で、料理人をする林花。謀反から生き延びた皇帝は、信頼を寄せる林花にある事件の意見を求める。それは皇帝の間諜が五人、立て続けに変死したというもので−−。=人物紹介=◆林花/りんか◆敵国のスパイとして処刑されかけたが、死霊を見る能力を買われ、臘月宮へやってきた。宮廷料理人だった父の腕を継いでいる。◆黄辛/こうしん◆武神と呼ばれた父帝の跡を継ぐ、民からも絶大に支持される若く聡明な帝。林花とは、浅からぬ縁があるようで−−?◆猛虎/もうこ◆黄辛の命を救い、四品の位を賜った、帝の愛犬。人の顔をなめ回す悪癖があり、後宮の女官から恐れられている。

著者紹介

土屋 浩 (ツチヤ ヒロシ)  
電撃小説大賞への応募がきっかけで、『こひすてふ』でデビュー。緻密な時代考証を得意とし、少女小説と、料理・食材への深い造詣に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)