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社会保障亡国論

講談社現代新書 2253

出版社名 講談社
出版年月 2014年3月
ISBNコード 978-4-06-288253-8
4-06-288253-1
税込価格 924円
頁数・縦 292P 18cm

商品内容

要旨

政治家・官僚が絶対言わない本当の話。消費税10%でも、「焼け石に水」という現実。数字で見る社会保障の構造と財政赤字の問題点とは。世界最速の少子高齢化を乗り越えるための処方箋!

目次

第1章 財政から語る社会保障
第2章 社会保障の暗黙の債務は一五〇〇兆円
第3章 社会保障と税の一体改革、社会保障制度改革国民会議
第4章 年金支給開始年齢は七〇歳以上に
第5章 高齢化社会の安定財源は消費税ではなく相続税
第6章 公費投入縮減から進める給付効率化
第7章 消費増税不要の待機児童対策
第8章 「貧困の罠」を防ぐ生活保護改革
第9章 改革のインフラ整備と仕組み作り

出版社・メーカーコメント

消費税が増税されると本当に社会保障は充実するのか。現在わが国の社会保障給付費は、GDPの約4分の1にあたる110兆円を超える規模に達しており、年間3〜4兆円というペースで急増している。消費税率の引き上げの効果は3兆〜4年で消失する計算となる。年金・医療・介護・子育て支援など、「少子高齢化」日本に暮らす人々の不安は拡がる一方だ。社会保障財源の現状を具体的に改善する議論と給付の抑制・効率化策も提言する。

著者紹介

鈴木 亘 (スズキ ワタル)  
1970年、兵庫県神戸市に生まれる。経済学者。専門は社会保障論、医療経済学、福祉経済学。上智大学経済学部卒業後、1994年日本銀行入行。1998年日本銀行退職。大阪大学大学院にて経済学博士号取得。大阪大学助手、大阪大学大学院助教授、東京学芸大学准教授等を経て、学習院大学経済学部教授。現在、大阪市特別顧問(西成特区構想担当)等を兼任。著書に『生活保護の経済分析』(共著、東京大学出版会、日経・経済図書文化賞)、『だまされないための年金・医療・介護入門』(東洋経済新報社、日経BP、BizTech図書賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)