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献灯使

講談社文庫 た74−4

出版社名 講談社
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-06-293728-3
4-06-293728-X
税込価格 715円
頁数・縦 268P 15cm

商品内容

要旨

大災厄に見舞われ、外来語も自動車もインターネットもなくなり鎖国状態の日本。老人は百歳を過ぎても健康だが子どもは学校に通う体力もない。義郎は身体が弱い曾孫の無名が心配でならない。無名は「献灯使」として日本から旅立つ運命に。大きな反響を呼んだ表題作など、震災後文学の頂点とも言える全5編を収録。

おすすめコメント

大災厄に見舞われ、原発事故後のいつかの「日本」を描いたデストピア文学の傑作!未曾有の“超現実”近未来小説集。

著者紹介

多和田 葉子 (タワダ ヨウコ)  
1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルグ大学修士課程修了。チューリヒ大学博士課程修了。ベルリン在住。’91年「かかとを失くして」で群像新人文学賞を受賞。’93年「犬婿入り」で芥川賞を受賞。ドイツ語での文学活動に対し、’96年シャミッソー文学賞、2005年ゲーテ・メダル、’16年クライスト賞を授与される。’00年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花賞、’02年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、’03年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、’11年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、’13年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)