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異端審問

講談社学術文庫 2648

出版社名 講談社
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-06-522545-5
4-06-522545-0
税込価格 1,012円
頁数・縦 217P 15cm

商品内容

要旨

「すべて殺せ」と宣した十三世紀の熱狂的異端狩りから、冷徹な組織的手続きとして完成された十四世紀を経て、十五世紀スペインでの過酷なユダヤ人・イスラム教徒弾圧へ―。やがて訪れる魔女狩りの季節の前夜に、南フランスを中心に吹き荒れた異端審問の歴史を、あらゆる史料を駆使して克明に描きだす。中世民衆の宗教世界の実相に迫った労作。

目次

第1章 薪と硫黄の匂い―異端審問とは何か
第2章 剣と火と異端者―異端審問の誕生まで
第3章 異端審問創設の頃
第4章 異端審問の制度化
第5章 審問官ベルナール・ギー
第6章 裁かれる者たち
第7章 スペインの火刑台

出版社・メーカーコメント

「恐るべき見世物」異端審問は、いかにして歴史上に現れ、猛威を振るったのか。西洋史の泰斗が知られざる中世世界への扉を開く!

著者紹介

渡邊 昌美 (ワタナベ マサミ)  
1930‐2016年。岡山県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。高知大学教授、中央大学教授をへて、高知大学名誉教授。専門は、フランス中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)