• 本

生き物をめぐる4つの「なぜ」

集英社新書 0168

出版社名 集英社
出版年月 2002年11月
ISBNコード 978-4-08-720168-0
4-08-720168-6
税込価格 990円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

発光生物は何のために光るのか。雄と雌はなぜあるのか。角や牙はどう進化したのか…。生物の不思議な特徴について、オランダの動物行動学者ニコ・ティンバーゲンは、四つの「なぜ」に答えなければならないと考えた。それがどのような仕組みであり(至近要因)、どんな機能をもっていて(究極要因)、生物の成長に従いどう獲得され(発達要因)、どんな進化を経てきたのか(系統進化要因)の四つの要因である。これらの問いに、それぞれ異なる解答を用意しなければならない。本書は、雌雄の別、鳥のさえずり、鳥の渡り、親による子の世話、生物発光、角や牙、ヒトの道徳という、生物の持つ不思議な特徴について、これら四つの要因から読み解くことを試みる。知的好奇心あふれる動物行動学入門。

目次

はじめに 四つの「なぜ?」ということ
第1章 雄と雌
第2章 鳥のさえずり
第3章 鳥の渡り
第4章 光る動物
第5章 親による子の世話
第6章 角と牙
第7章 人間の道徳性

出版社・メーカーコメント

発光生物はなぜ光るのか、角や牙、雌雄の別はなぜあるのか、鳥はなぜさえずるのか、ヒトの道徳はなぜ生まれたのか? 生物の不思議な特徴を、仕組み・目的・発達・進化の4つの要因から読み解く。

著者紹介

長谷川 真理子 (ハセガワ マリコ)  
東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学大学院理学研究科博士課程修了。早稲田大学政経学部教授。専門は動物行動学、行動生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)