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創るセンス工作の思考

集英社新書 0531

出版社名 集英社
出版年月 2010年2月
ISBNコード 978-4-08-720531-2
4-08-720531-2
税込価格 770円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

かつての日本では、多くの少年が何らかの工作をしていた。しかし、技術の発展で社会が便利になり、手を汚して実際にものを作るという習慣は衰退し、既製品を選んだり、コンピュータの画面上で作業することが主になった。このような変化の過程で失われた、大切なものがある。それは、ものを作ったことのない人には、想像さえつかないものかもしれない。「ものを作る体験」でしか学べない創造の領域、視覚的な思考、培われるセンスとは何か。長年、工作を続けている人気作家が、自らの経験を踏まえつつ論じていく。

目次

1章 工作少年の時代(最後の工作少年
TVゲームとパソコンの登場 ほか)
2章 最近感じる若者の技術離れ(心配する能力
理科離れとは? ほか)
3章 技術者に要求されるセンス(コツとは何か
どうしても必要なセンス ほか)
4章 もの作りのセンスを育てるには(なにもかもがつまらない?
楽しさは自分で作るもの ほか)
5章 創作のセンスが産み出す価値(作品の価値
ほかにはないもの ほか)

出版社・メーカーコメント

今こそ必要な、ものづくりから生まれるセンスとは? 社会がアナログからデジタルへと移行する中で、ものを作るという体験が失われた。若者の理科離れも進んでいる。だが、ものづくりからしか得られない創造のセンス、実践的思考がある。人気作家が解説。

著者紹介

森 博嗣 (モリ ヒロシ)  
1957年生まれ。作家。工学博士。某国立大学工学部建築学科で研究をする傍ら、1996年に『すべてがFになる』で第一回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー。以後、次々と作品を発表し、人気作家としての不動の地位を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)