電力と国家
集英社新書 0613
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2011年10月 |
ISBNコード |
978-4-08-720613-5
(4-08-720613-0) |
税込価格 | 748円 |
頁数・縦 | 173P 18cm |
商品内容
要旨 |
軍部と革新官僚が手を結び、電力の国家統制が進んだ戦前、「官吏は人間のクズである」と言い放って徹底抗戦した“電力の鬼”松永安左エ門「原爆の洗礼を受けている日本人が、あんな悪魔のような代物を受け入れてはならない」と原発に反対した木川田一隆など、かつて電力会社には独立自尊の精神を尊び、命を賭して企業の社会的責任を果たそうとする経営者がいた。フクシマの惨劇を目の当たりにした今こそ、我々は明治以来、「民vs.官」の対立軸で繰り返されてきた電力をめぐる暗闘の歴史を徹底検証し、電力を「私益」から解き放たねばならない。この国に「パブリックの精神」を取り戻すところから、電力の明日を考える。 |
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目次 |
第1章 国家管理という悪夢―国策に取り込まれた電力事業(勲章を嫌った民間人 |
出版社・メーカーコメント
「公](パブリック)精神なき国に原発という怪獣が生まれた フクシマの惨劇を目の当たりにした今こそ「民vs.官」で繰り広げられてきた、電力をめぐるこの国の暗闇の歴史を徹底検証。真の公益性と公の精神を取り戻し、電力の明日を考える、今こそ必読の1冊。