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ハンナ・アーレント 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者

中公新書 2257

出版社名 中央公論新社
出版年月 2014年3月
ISBNコード 978-4-12-102257-8
4-12-102257-2
税込価格 902円
頁数・縦 239P 18cm

商品内容

要旨

『全体主義の起原』『人間の条件』などで知られる政治哲学者ハンナ・アーレント(1906‐75)。未曽有の破局の世紀を生き抜いた彼女は、全体主義と対決し、「悪の陳腐さ」を問い、公共性を求めつづけた。ユダヤ人としての出自、ハイデガーとの出会いとヤスパースによる薫陶、ナチ台頭後の亡命生活、アイヒマン論争―。幾多のドラマに彩られた生涯と、強靱でラディカルな思考の軌跡を、繊細な筆致によって克明に描き出す。

目次

第1章 哲学と詩への目覚め―一九〇六‐三三年(子供時代
マールブルクとハイデルベルクでの学生生活 ほか)
第2章 亡命の時代―一九三三‐四一年(パリ
収容所体験とベンヤミンとの別れ)
第3章 ニューヨークのユダヤ人難民―一九四一‐五一年(難民として
人類にたいする犯罪 ほか)
第4章 一九五〇年代の日々(ヨーロッパ再訪
アメリカでの友人たち ほか)
第5章 世界への義務(アメリカ社会
レッシングをとおして ほか)
第6章 思考と政治(「論争」以後
暗い時代 ほか)

著者紹介

矢野 久美子 (ヤノ クミコ)  
1964年、徳島県生まれ。2001年、東京外国語大学大学院博士後期課程修了。学術博士。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)