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保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで

中公新書 2378

出版社名 中央公論新社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-12-102378-0
4-12-102378-1
税込価格 880円
頁数・縦 218P 18cm

商品内容

要旨

21世紀以降、保守主義者を自称する人が増えている。フランス革命による急激な進歩主義への違和感から、エドマンド・バークに端を発した保守主義は、今では新自由主義、伝統主義、復古主義など多くのイズムを包み、都合よく使われている感がある。本書は、18世紀から現代日本に至るまでの軌跡を辿り、思想的・歴史的に保守主義を明らかにする。さらには、驕りや迷走が見られる今、再定義を行い、そのあり方を問い直す。

目次

序章 変質する保守主義―進歩主義の衰退のなかで
第1章 フランス革命と闘う
第2章 社会主義と闘う
第3章 「大きな政府」と闘う
第4章 日本の保守主義
終章 二一世紀の保守主義

おすすめコメント

新自由主義、復古主義らを含み保守主義者を自認する人々が増えるなか、起源から21世紀までの歴史を辿り、本来の考えを明らかにする

著者紹介

宇野 重規 (ウノ シゲキ)  
1967(昭和42)年東京都生まれ。91年東京大学法学部卒。96年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。99年東京大学社会科学研究所助教授を経て、2011年より同教授。専攻は政治思想史、政治学史。著書『政治哲学へ―現代フランスとの対話』(東京大学出版会、2004年/渋沢・クローデル賞LVJ特別賞)『トクヴィル平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ、2007年/サントリー学芸賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)