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実感的人生論

中公文庫

出版社名 中央公論新社
出版年月 2004年11月
ISBNコード 978-4-12-204449-4
4-12-204449-9
税込価格 858円
頁数・縦 221P 16cm

商品内容

要旨

不断の向上心と強靭な精神力でつねに新たな分野へと向かっていった戦後最大の「社会派」大衆作家、松本清張。「人は他人の経験を知りたがっている。私のことを語らねばならない」―生い立ちから小説論まで、清張作品の背後にあるものが見えてくる名随筆を収録。

目次

学歴の克服
実感的人生論
私の中の日本人―松本峯太郎・タニ
碑の砂
ほんとうの教育者はと問われて
朝の新聞
かなしき家の長たち
瑠璃碗記
ハバナへの短い旅
暑い国のスケッチ
南北で会った女
あのころのこと
『西郷札』のころ
舞台再訪―『点と線』
私の小説作法
灰色の皺
私の黒い霧
小説に「中間」はない
私のくずかご

著者紹介

松本 清張 (マツモト セイチョウ)  
1909年、福岡県北九州市小倉に生まれる。51年、『週刊朝日』主催の“百万人の小説”で「西郷札」が三等に入選。53年「或る『小倉日記』伝」で第二八回芥川賞を受賞。55年、短編「張込み」で推理小説に進出し、56年に作家専業となる。58年に刊行した初の推理長編『点と線』は大ベストセラーになり、一大推理小説ブームを引き起こす立役者のひとりとなった。70年『昭和史発掘』で第一八回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)