• 本

ねむれ巴里

改版

中公文庫

出版社名 中央公論新社
出版年月 2005年6月
ISBNコード 978-4-12-204541-5
4-12-204541-X
税込価格 990円
頁数・縦 354P 16cm

商品内容

要旨

中国から香港、東南アジア、そしてパリへ。夫人三千代との流浪の旅は、虚飾と偽善、窮乏と愛欲に明けくれるはなやかな人界の底にいつ果てるともなくつづく。『どくろ杯』につぐ、若き日の自伝。

目次

瘴癘蛮雨
四人の留学生
冬の森
泥手・泥足
処女の夢
22番・ダゲールまで
うしろに眼のない譚
あぶれ者ふたり
伯爵夫人モニチ
枯葉
ふたつのふるさと
リオンの宿
ねむれ巴里
巴里人といういなか者
巴里・春秋
硝子のステッキ

著者紹介

金子 光晴 (カネコ ミツハル)  
明治28年(1895)、愛知県に生まれる。早大、東京美術学校、慶大をいずれも中退。大正8年、『赤土の家』を出版後渡欧、ボードレール、ヴェルハーレンに親しむ。大正12年、『こがね虫』で詩壇に認められたが、昭和3年、作家である夫人森三千代とともにふたたび日本を脱出、中国、ヨーロッパ、東南アジアを放浪。昭和10年、詩「鮫」を発表以来、多くの抵抗詩を書く。昭和50年6月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)