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淫女と豪傑 武田泰淳中国小説集

中公文庫 た13−7

出版社名 中央公論新社
出版年月 2013年1月
ISBNコード 978-4-12-205744-9
4-12-205744-2
税込価格 924円
頁数・縦 255P 16cm

商品内容

要旨

「私がたまたま作家にならざるを得なかったのは、中国でのぬきがたき因縁による」。累々たる死屍の上に君臨する女帝、廬州の秋に散った日本人看護婦、戦時に横行するきなくさい軍人たち…。古代から現代までさまざまな時代の淫女豪傑の物語を、広大な風景を背景に描いた中国小説九篇を収める。

著者紹介

武田 泰淳 (タケダ タイジュン)  
明治45(1912)年、東京・本郷の潮泉寺住職大島泰信の次男に生まれる。旧制浦和高校を経て東大支那文学科を中退。僧侶としての体験、左翼運動、戦時下における中国体験が、思想的重量感を持つ作品群の起動点となった。昭和18年『司馬遷』を刊行、21年以後、戦後文学の代表的旗手としてかずかずの創作を発表し、不滅の足跡を残した。51(1976)年10月没。48年『快楽』により日本文学大賞、51年『目まいのする散歩』により野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)