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葛飾土産

中公文庫 な73−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-12-206715-8
4-12-206715-4
税込価格 1,100円
頁数・縦 329P 16cm

商品内容

要旨

麻布・偏奇館から終の棲家となる市川へ。「戦後はただこの一篇」と石川淳が評した表題作ほか、「東京風俗ばなし」などの随筆、短篇小説「にぎり飯」「畦道」、戯曲「停電の夜の出来事」など十九編を収めた戦後最初の作品集。巻末に久保田万太郎翻案による戯曲「葛飾土産」、石川淳「敗荷落日」を併録する。

目次

にぎり飯
心づくし
秋の女
買出し
人妻
羊羹
腕時計
或夜
噂ばなし

畦道
停電の夜の出来事
春情鳩の街
葛飾土産
細雪妄評
木犀の花
東京風俗ばなし
裸体談義
宮城環景を観る

おすすめコメント

石川淳が「戦後はただこの一篇」と評した表題作ほか、短篇・戯曲・随筆を収めた戦後最初の作品集、初文庫化。久保田万太郎翻案の同名戯曲を併録。没後60年

著者紹介

永井 荷風 (ナガイ カフウ)  
1879(明治12)年東京生まれ。高商付属外国語学校清語科中退。1903年より08年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。10年、慶應義塾大学教授となり『三田文学』を創刊。52年、文化勲章受章。59(昭和34)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)