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戦争か平和か 国務長官回想録

中公文庫 タ11−1

出版社名 中央公論新社
出版年月 2022年8月
ISBNコード 978-4-12-207252-7
4-12-207252-2
税込価格 1,320円
頁数・縦 409P 16cm

商品内容

要旨

対日講和に奔走し、アイゼンハワー大統領下で国務長官として冷戦外交を主導。第二次世界大戦後の混乱する世界情勢に鑑みて、NATO(北大西洋条約機構)やOAS(米州機構)設立の経緯を明かす。ソ連・中国の脅威に直面するなかで、安易な宥和政策や国連安保理の機能不全を批判、世界の安定・平和への方策を提言する。

目次

第1章 現代の課題(危機
「汝の敵を知れ」
目標)
第2章 われわれの政策(宥和策は無用
国際連合
国連の運営状況
植民地の進展と暴力革命
地域的連合
経済上の空白と精神上の空白
軍事上の空白
外交政策の特殊性)
第3章 外交政策の限度(五カ年間の得点しらべ
なぜ共産主義は勝つか)
第4章 なにをなすべきか(これだけはぜひとも
二党協調主義の将来
世界機構の発達
西欧の統一
アジアにおける諸政策
軍部の役割
新しい方法
精神的に必要なもの
平和への道)

出版社・メーカーコメント

対日講和に奔走した国務長官顧問を経てアイゼンハワー大統領下で冷戦外交を主導。第二次世界大戦後の混乱する世界情勢を鑑みて、NATO(北大西洋条約機構)やOAS(米州機構)設立の経緯を明かす。ソ連・中国の脅威に直面するなかで、安易な宥和政策や国連安保理の機能不全を批判、世界の安定・平和への方策を提言する。〈解説〉土田宏 第一章 現代の課題 第一節 危機 第二節 汝の敵を知れ 第三節 目標 第二章 われわれの政策 第一節 宥和策は無用 第二節 国際連合 第三節 国連の運営状況 第四節 植民地の進展と暴力革命 第五節 地域的連合 第六節 経済上の空白と精神上の空白 第七節 軍事上の空白 第八節 外交政策の特殊性 第三章 外交政策の限度 第一節 五カ年間の得点しらべ 第二節 なぜ共産主義は勝つか 第四章 なにをなすべきか 第一節 これだけはぜひとも 第二節 二党協調主義の将来 第三節 世界機構の発達 第四節 西欧の統一 第五節 アジアにおける諸政策 第六節 軍部の役割 第七節 新しい方法 第八節 精神に必要なもの 第九節 平和への道

著者紹介

ダレス,ジョン (ダレス,ジョン)   Dulles,John Foster
1888年、ワシントンD.C.生まれ。アメリカの外交官、政治家。1908年、プリンストン大学卒業後、ソルボンヌ大学に留学。国際法律事務所に勤務する間、44年、ダンバートン・オークス会議、45年、国連創設会議に参加。50年、国務省顧問に任じられ、対日講和条約の交渉などにあたった。53年、アイゼンハワー政権の国務長官に就任。大量報復戦略、瀬戸際政策、巻き返し政策など、弟のCIA長官のアレン・ダレスとともに冷戦下の外交を主導した。59年、病のため国務長官を辞任。同年没
大場正史 (オオバ マサフミ)  
1914(大正3)年、佐賀県生まれ。本邦初の『バートン版 千夜一夜物語』の完訳を遂げたほか、外国文学、性風俗をめぐる多数の著書・訳書を遺した。69(昭和44)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)