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柚木麻子と読む林芙美子

中公文庫 は54−5 掌の読書会

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-12-207367-8
4-12-207367-7
税込価格 990円
頁数・縦 333P 16cm

商品内容

要旨

私はこの「ふてぶてしさ」に何度も元気づけられてきた―。筋金入りの「おフミさん」ファンを自認する作家・柚木麻子が、数多く残された短篇・エッセイから「母娘」「椰子の実」など十二篇をセレクトし、語る。『放浪記』の作家が書き続けた、自分で稼ぎ、自分の足で歩く女たちの魅力あふれる短篇集。

出版社・メーカーコメント

この「ふてぶてしさ」に私は何度も元気づけられてきた−−柚木麻子が選んだ短編12編を、フレッシュなガイドとともに贈る。林芙美子生誕120周年。

著者紹介

林 芙美子 (ハヤシ フミコ)  
1903(明治36)年、福岡県門司市生まれ。幼少より両親とともに、行商の生活を重ねて九州一円を転々とし、後に広島県尾道市に落ち着く。高等女学校在学中から文才を示し、卒業後上京して多数の作品を発表する。30年手塚緑敏と結婚、同年『放浪記』がベストセラーとなる。日中戦争が勃発した37年以降、女流の従軍作家として活躍した。終戦後、文学的生涯の頂点を迎え、『松葉牡丹』『浮雲』などの秀作を残した。51(昭和26)年没
柚木 麻子 (ユズキ アサコ)  
1981(昭和56)年、東京都生まれ。2008年「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞し、10年に同作を含む『終点のあの子』でデビュー。15年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)