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不自然な食卓 超加工食品が人体を蝕む

出版社名 早川書房
出版年月 2024年9月
ISBNコード 978-4-15-210365-9
4-15-210365-5
税込価格 3,300円
頁数・縦 471P 19cm

商品内容

要旨

毎朝のパン、シリアル、ハム、マーガリン…もはや、食品ではない。「超加工食品」漬けになった現代人の恐るべき末路!脳内の「欲求」システムをハックされ、それ以外を食べたいと思えなくなる。超加工食品関連の死亡数は全体の22%!大腸炎やがん、精神疾患を引き起こす。低い身長、重い体重…児童における発育阻害が世界中で大きく増加している。“サンデー・タイムズ”ベストセラー第1位。“タイムズ”“サンデー・タイムズ”サイエンス・ブック・オブ・ザ・イヤー2023。フォートナム・アンド・メイソン・フード&ドリンク賞(フードブック部門/2024年)

目次

1 ちょっと待って、いま食べているものは、いったいなに?(なんでアイスクリームに細菌スライムが入っているんだ?―UPFの発明
ココポップスのほうがいいな(ただし五杯)―UPFの発見
たしかに、「超加工食品」はよくなさそうだ。でも、それ、ほんとうに間題なの?
石炭バター(バターじゃないなんて信じられない!)―究極のUPF)
2 でも、自分の食べるものは自分で決めればいいだけの話じゃないの?(食の三つの時代
わたしたちの体はそもそもカロリーをどう管理しているのか
問題は糖質では……
ない運動でもない……
……意志の位置からでもない
UPFが脳を乗っとるしくみ)
3 不安になったりおなかが痛くなったりするのは、そういうわけだったのか!(UPFはあらかじめ咀嚼されている
UPFはおかしなにおいがする
UPFは妙な味がする
添加物をめぐる不安)
4 でも、もうお金を払っちゃったから!(制御不全の組織
UPFは伝統食を破壊する
プリングルズの本当のコスト)
5 じゃあ、いったいどうすればいいの?(UPFは食べすぎるようにできている
わたしたちが政府に要求できること
UPFをやめたい人のために)

著者紹介

ヴァン・トゥレケン,クリス (ヴァントゥレケン,クリス)   van Tulleken,Chris
1978年、イギリス生まれ。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンで分子ウイルス学の博士号を取得。ロンドン熱帯病病院の感染症専門医をつとめる一方、BBCの放送作家としても活躍。2014年に放映されたBBCの科学ドキュメンタリー『ホライゾン』の特番「What’s The Right Diet for You?」の制作にも携わり、企業が人間の健康に与える影響、食品と健康の関係について継続して研究をしている
梅田 智世 (ウメダ チセイ)  
翻訳家。主な訳書にレイヴン『キツネとわたし』、ウィン『イヌはなぜ愛してくれるのか』(以上早川書房刊)、コルバート『世界から青空がなくなる日』、ウィリアムズ『MOVEこの自然な動きが脳と体に効く』、サラディーノ『世界の絶滅危惧食』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)