糖尿病治療の第１は食事療法だが、その基本原則をひと言で表現すると「腹八分目で偏食せず」ということになる。糖尿病の食事は、限られたエネルギーの範囲なら、なにを食べてもかまわない。栄養的にバランスがとれた食事が大切なのだ。本書では、始めから最後まで「食事」の話を中心に、「運動」のこと、「くすり」のこと、さらに、よりよい生活習慣を身につけるための「生活上のヒント」などを、できるだけわかりやすく解説。

１章　「あなたは糖尿病」と言われたら
２章　原因も治療も生活習慣の中に
３章　本当に怖いのは数々の合併症
４章　『食品交換表』をマスターしよう
５章　食事療法の簡単テクニック
６章　外食・インスタント食品の上手な利用法
７章　運動療法の効果的実践法
８章　薬物療法の正しい進め方
９章　すぐに役立つ生活上のヒント

糖尿病患者のための食事療法のコツを中心に、日常生活の知恵、検査、治療薬についてわかりやすく解説。