• 本

愛の倫理 女として自分を生ききる、女として愛しきる 新装版

出版社名 青春出版社
出版年月 2002年10月
ISBNコード 978-4-413-02152-4
4-413-02152-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 215P 20cm
シリーズ名 愛の倫理

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 真理とは永遠に不変なのです

    愛、結婚、離婚、仕事、挫折について、自らを剥き出しにして真剣に語っておられる。この本は35年前に著者が45歳の時に発刊されたものを新装版としている。ところが著者自身が驚いてもいるが、80歳になった今読み返しても、その真理は変わっていないということである。これだけ時代が変化して、社会や恋愛感も激変しているはずなのに、不思議ともいえるが、やはりそれが真理なのであろうか。ひとりでも多くの女性がこの本と出会うことを期待したい。

    (2003年5月2日)

商品内容

要旨

愛は女を美しくする。愛するとは人生の喜び。多く傷つくことは愛の深さ。女性の幸福と自由の新しい道徳をつくる一冊が、新装版になった。

目次

1 愛からの追求(忘れてはならない能力
男が本当に愛したい女
悲劇をおこす男女のズレ
奪う心理、奪われる心理
対等に愛し合う自信
自分のかくれた欲望
女にかくされている叫び)
2 愛からの自覚(魔におそわれる不可抗力のとき
女が離婚にふみきるとき
惨めな愛の因果関係
“男まさりの女”の分析
自分のうちからあふれる愛)
3 愛からの生き甲斐(仕事と愛に生きるとき
女そのものの正体
人間の愛欲の本能
女の可能性を拡げる勇気
本能的な無意識の打算
友情はどこで確認するか
未亡人という女の中の心
幸福の何たるかを考えるとき)

おすすめコメント

愛は女を美しくする。愛するとは人生の喜び。多く傷つくことは愛の深さ・・・。女性の幸福と自由の新しい道徳をつくる一冊が、新装版になりました。

著者紹介

瀬戸内 寂聴 (セトウチ ジャクチョウ)  
1922年徳島市生まれ。東京女子大学国語専攻部卒業。56年、新潮社同人雑誌賞受賞。60年『田村俊子』で田村俊子賞受賞、63年『夏の終り』で女流文学賞受賞。73年、中尊寺で得度受戒、法名寂聴となる。74年、京都の嵯峨野に寂庵を結ぶ。87年、岩手県天台寺住職となる。92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞受賞、95年『白道』で芸術選奨文部大臣賞受賞、97年文化功労者受章、01年『場所』で野間文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)