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数学嫌いな人のための数学

新装版

出版社名 東洋経済新報社
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-492-04752-1
4-492-04752-2
税込価格 1,980円
頁数・縦 293P 19cm
シリーズ名 数学嫌いな人のための数学

商品内容

要旨

数学を知ることは資本主義を生き抜くことである!歴史から宗教、法律、経済まで―「論理的思考」が苦手な日本人に捧げる古今東西の逸話で読み解く数学講義。伝説の学者によるベストセラー、20年ぶりに復刊!

目次

第1章 数学の論理の源泉―古代宗教から生まれた数学の論理(神は存在するのか、しないのか
存在するのかしないのか、それが問題だ―ギリシャの三大難問題
新航路は果たして存在するのかしないのか―「解」を目的にしたか否かが問題だ
n次方程式には「解」がある―ガウスが発見した「解」の存在
最高の役人は最低の政治家である―マクス・ヴェーバーが発見した「解」のない政治の現実)
第2章 数学は何のために学ぶのか―論理とは神への論争の技術なり(「論理」とは「論争」の技術なり―東西の論争技術
東西の論理の違い
数学論理への誘い)
第3章 数学と近代資本主義―数学の論理から資本主義は育った(数学と資本主義の精神
資本主義的私的所有権の絶対性と抽象性
中国や日本社会の特性)
第4章 証明の技術―背理法・帰納法・必要十分条件・対偶の徹底解明(形式論理学の「華」―背理法(帰謬法)
数学を除くあらゆる科学は不完全である―帰納法
社会科学の最重要概念―必要条件と十分条件
対偶の論理―何かがうまくいっていないときのおすすめの発想法)
第5章 数学と経済学―経済理論を貫く数学の論理(ちょっぴりの数学で理論経済学の極意が分かる
国民を理解すると経済が分かる
経済の相互連関を単純なモデルで理解する
経済学の奥義が分かり数学が大好きに)

出版社・メーカーコメント

古代史から経済学の基本まで、博覧強記の著者が古今東西のエピソードを豊富に交えながら、数式を用いずに数学の本質を語り尽くす。

著者紹介

小室 直樹 (コムロ ナオキ)  
1932年東京都生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了(東京大学法学博士)。この間、フルブライト留学生として、ミシガン大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学各大学院にて研究生活を送る。1967年より東京大学でボランティアの自主ゼミとして、経済学、社会学、政治学、法律学、数学など学問を超えて教授し、多くの研究者を育成する。その後、社会科学の該博な知識をもとに、現実社会の分析・評論を行い、数多くの著作を発表した。2010年9月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)