• 本

百年文庫 78

出版社名 ポプラ社
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-591-12166-5
4-591-12166-6
税込価格 825円
頁数・縦 169P 19cm

商品内容

要旨

不良少年の烙印を押され、家を追われた青年にとって、「おんつぁん」はまるで父親のような、唯一心を開ける存在だった。亡き母の形見を胸に、己の未来を模索する若者の肖像(有島武郎『骨』)。村一番の競馬大会で、勝負に負けた源吉はその怒りの矛先を妻に向けてしまう。弱き魂の苦悩と悲劇を描いた島崎藤村『藁草履』。ただ、己が何者か知りたい。家を出た青年にその答えは見つからなかった。聖書を題材にしたジッドの『放蕩息子の帰宅』。自由への憧れと罪悪感。懊悩する魂の彷徨を描いた三篇。

著者紹介

有島 武郎 (アリシマ タケオ)  
1878‐1923。東京・小石川生まれ。札幌農学校在学中にキリスト教に入信。アメリカに留学した後、「白樺」で最年長の同人となり、『或る女』を発表。心中を図りこの世を去る
島崎 藤村 (シマザキ トウソン)  
1872‐1943。筑摩県馬龍村に生まれる。1893年、「文学界」の同人となる。教職の傍ら詩を発表し、1897年、詩集「若菜集」を刊行。初の長篇小説『破戒』が夏目漱石に絶賛される
ジッド (ジッド)   Gide,Andr´e
1869‐1951。フランスの作家。厳格なプロテスタントの家庭に生まれ、生涯、宗教的道徳を創作の主軸とした。1947年、ノーベル文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)