思想家ドラッカーを読む リベラルと保守のあいだで
出版社名 | NTT出版 |
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出版年月 | 2018年2月 |
ISBNコード |
978-4-7571-2369-4
(4-7571-2369-8) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 310P 19cm |
商品内容
要旨 |
20世紀を代表する経営学者ドラッカー。そのあまたの著作の背景には共同体という寄る辺を失った“弱い個人”がファシズムやポピュリズムに流されることなくいかに生き抜くかの、たゆまぬ思索があった。“思想”の観点からその精髄を明らかにするこれまでにない入門書。 |
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目次 |
第1章 ウィーンのドラッカー(世紀転換期のウィーンとユダヤ人 |
おすすめコメント
人生を変えないドラッカー入門。 「マネジメント」「リーダーシップ」「プロフェッショナル」といった言葉ともに、日本でもビジネスマン、組織人を中心に大人気の経営学者・思想家のピーター・ドラッカーであるが、多作であることに加え、日本では彼の経営的側面・自己啓発的側面をそれぞれの分野の人が我田引水的に取り上げることも多く、その全体像はかえって見えにくくなっている。本書では、ドラッカーのテキストを精読することによってその思想を整理し、さらには同時代の西洋思想史(ナチズム・全体主義、自由主義、保守主義、アナーキズム、ユダヤ思想、ポストモダン思想)のなかに置き直し、その源泉と価値を見極め、新たなドラッカー像を提示することを目指す。そのうえで、日本におけるドラッカー人気とは、いったいなにを意味しているのかを考察する。