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豪商の金融史 廣岡家文書から解き明かす金融イノベーション

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2022年7月
ISBNコード 978-4-7664-2833-9
4-7664-2833-1
税込価格 2,970円
頁数・縦 317,3P 20cm

商品内容

要旨

商人が動かす経済・文化・歴史。大坂の豪商=廣岡家の史料が語る、江戸時代から明治、昭和に渡る波乱万丈の物語。

目次

プロローグ 豪商の大坂
第1章 大坂金融市場の形成―米市場の誕生と加島屋の創業
第2章 堂島米市場の誕生―デリバティブ取引の活況と加久の躍進
第3章 大名貸の展開―豪商はいかにリスクをコントロールしたか
第4章 廣岡家の明治維新―時代の転換と豪商の危機対応
第5章 昭和金融恐慌の打撃―加島銀行の終焉
第6章 新しい金融事業への参入―大同生命保険会社の設立
エピローグ

出版社・メーカーコメント

世界初の先物取引市場であった大坂堂島米市場は、その重要な役割を社会的な影響をもつ商人(=豪商)が担った。現代の金融技術にも比するイノベーティブな手法を駆使し、大名を相手に大商いしていくその姿を歴史資料から追う。

著者紹介

高槻 泰郎 (タカツキ ヤスオ)  
神戸大学経済経営研究所准教授。東京大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。博士(経済学)東京大学。専門は日本経済史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)