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「変化を嫌う人」を動かす 魅力的な提案が受け入れられない4つの理由

出版社名 草思社
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-7942-2624-2
4-7942-2624-1
税込価格 2,200円
頁数・縦 307P 19cm

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要旨

日本企業によるイノベーションの必要性が叫ばれ、政府も支援し取り組みがなされているにもかかわらず、成果が少ないように思われる。それは、日本企業に限ったことではないがアイデアが優れていたとしても、社内外の人々を動かし、顧客に受け入れてもらうプロセスがうまくいかないことにあるのではないか。本書では、魅力や利点があるはずの新しいアイデアや提案、新商品・サービスなどの開発や導入、普及を阻む「抵抗」の正体と対処法を、豊富な事例とともに解説している。著者らはイノベーションを阻む「抵抗」を、惰性、労力、感情、心理的反発の4つに分類。中でも心理的反発は、「他者に動かされたくない」という気持ちから発生するものであり、人を動かそうとするイノベーションに対し、強力な「抵抗」となる。著者のロレン・ノードグレン氏は、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院の経営学教授。デイヴィッド・ションタル氏も同大学院教授で、イノベーション&アントレプレナーシップを担当する。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2023年4月7日]

商品内容

要旨

魅力的なはずのアイデア、製品、サービスが、相手に受け入れられないのはなぜか?それは魅力が足りないからではない。相手が受け入れたくない理由=「抵抗」があるからだ。著者らは抵抗を4つ(惰性・労力・感情・心理的反発)に分類し、それぞれの正体を分析、それらへの対処法を、事例を使って具体的に伝授する。

目次

1 魅力的なアイデアが成功しない理由
2 魅力アピールに専念するのはやめよう
3 「惰性」
4 「惰性」を克服する
5 「労力」
6 「労力」を克服する
7 「感情」
8 「感情」を克服する
9 「心理的反発」
10 「心理的反発」を克服する
11 3つの事例研究

出版社・メーカーコメント

魅力的なはずのアイデア、製品、サービスが、相手に受け入れられないのはなぜか?それは魅力が足りないからではない。相手が受け入れたくない理由=「抵抗」があるからだ。著者らは抵抗を4つ(惰性・労力・感情・心理的反発)に分類し、それぞれの正体を分析、それらへの対処法を、事例を使って具体的に伝授する。 [フィリップ・コトラー推薦]“新しいことを始めようとしているなら必ず読むべき本だ。”「ウォールストリート・ジャーナル」ベストセラー<内容より>「惰性」:自分が馴染みのあることにとどまろうとする欲求。「労力」:変化を実行するために必要な努力やコスト。「感情」:提示された変化に対する否定的感情。「心理的反発」:変化させられるということに対する反発。アイデアのメリットをアピールするよりも、魅力をさらに増やす努力を重ねるよりも、抵抗を減らすアプローチの方が、ずっと効率的で低コストであることが示される。“マーケティング担当者は、顧客に新しい製品やサービスを採用させる手段として、機能やメリット、宣伝に頼ることがあまりにも多い。だが、本書を読めば分かるように、これはマーケティングの公式の半分に過ぎない。新しいものを取り入れようとする消費者の欲望を抑え込む4つの主要な「抵抗」を突き止めた本書は、マーケティングの世界に大きな貢献をしている。本書は、これらの「抵抗」を予測する方法を示すだけでなく、「抵抗」を克服する方法まで教えてくれる。新しいことを始めようとしているなら必ず読むべき本だ。”――フィリップ・コトラー

著者紹介

ノードグレン,ロレン (ノードグレン,ロレン)   Nordgren,Loran
ケロッグ経営大学院の経営学教授。新しいアイデアの採用を促す作用や妨げる作用を持つさまざまな心理的力について探求する研究や教育に携わる。研究者として、また教育者として数々の賞を獲得。世界中の企業とともにさまざまな行動変革の課題を取り組んできた。そのプロセスをロレンは「行動デザイン」と呼んでいる
ションタル,デイヴィッド (ションタル,デイヴィッド)   Schonthal,David
イノベーション&アントレプレナーシップを担当するノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院教授。数々の賞を獲得。学外では、デザイン、イノベーション・コンサルティング、ベンチャー・キャピタルの分野で活動。これまでに世界各地で生み出した新製品と立ち上げた新サービスは200を超える
船木 謙一 (フナキ ケンイチ)  
株式会社日立製作所イノベーション成長戦略本部コーポレートベンチャリング室室長。産業機械、情報機器、電子部品、日用品、アパレルなど複数業種で、業務プロセス刷新や新システム導入を伴う15の改革プロジェクトを経験。最近は研究や事業開発のオープンイノベーションとして、スタートアップとの協創を促進。改革とオープンイノベーションに共通する鍵は、人々が変化を受け入れるか否かであるという結論に至り、本書にたどり着く。経営工学分野で著述、講演、各種受賞、客員研究員、非常勤講師など。2019年より現職
川〓 千歳 (カワサキ チトセ)  
大東文化大学外国語学部英語学科卒。日本ヒューレット・パッカード株式会社等でコンピューター・システムの構築や運用に従事した後、翻訳者として独立。製品マニュアル、ウェブサイト等、主にIT企業の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)