• 本

何のために生きるのか

出版社名 致知出版社
出版年月 2005年11月
ISBNコード 978-4-88474-733-6
4-88474-733-X
税込価格 1,572円
頁数・縦 262P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 生きる意味を見つけ、魂を美しくするために考えること

    よくアフリカなどの貧しく、飢餓の問題で困っている国の子ども達について救っ てあげなければという話をしますが、実際にその国の子ども達に接すると、想像 とは違って、目が輝いていて生きる希望を持って暮らしているように見えるとい います。 むしろ心配なのは、日本の子ども達の方で、飢えに苦しむ子どもはあまりいない ものの、元気のない子どもが多く、生きる目的を見失っているように見えるのだ そうです。 こうして普通に生きているだけで、ありがたい、おかげさまで、という気持を持 ち続けることが大切だということが、この本を読んでいると伝わってきました。 人の一生は限られていますが、この人生の中で、生まれた時よりも魂を美しいも のにして死を迎えたいという言葉は印象に残りました。 「何のために生きるのか」この問いに真剣に考えてみると、これからの人生が深 いものになりそうです。

    (2006年4月27日)

商品内容

要旨

共に昭和七年生まれ。十三歳で敗戦。その後、様々な精神的遍歴を踏み越えて一人は作家、一人は実業家に。その二人が長い歳月を経て、ここに出会い“魂の友”として縦横に語り合った「人は何のために生きるのか」。

目次

第1章 同時代を歩んだソウルメイトとして
第2章 こころが乾いてしまった日本人
第3章 いま、宗教の力を問い直すとき
第4章 新しい浄土の物語をつくる
第5章 人生の転機から見えてきた「生き方」
第6章 ポジティブとネガティブの出合う場所
第7章 他力の風を受けて生きる

おすすめコメント

共に昭和七年生まれ。十三歳で敗戦。その後、様々な精神的遍歴を踏み越えて一人は作家、一人は実業家に。その二人が長い歳月を経て、ここに出会い“魂の友”として縦横に語り合った「人は何のために生きるのか」。いま、生きる意味を問うすべての人に捧げます!

著者紹介

五木 寛之 (イツキ ヒロユキ)  
1932年福岡県生まれ。生後間もなく朝鮮に渡り、47年に引き揚げ。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、『蒼ざめた馬を見よ』で第五六回直木賞、『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。81年より休筆、京都の龍谷大学で仏教史を学び、のち文壇に復帰。英語版『TARIKI』はアメリカで2002年ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれる。同年菊池寛賞受賞。2004年仏教伝道文化賞受賞
稲盛 和夫 (イナモリ カズオ)  
1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。また、84年に第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。84年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成にも心血を注いでいる。84年紫綬褒章受章。2003年アンドリュー・カーネギー博愛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)