• 本

ラストメッセージ ガラスのうさぎとともに生きて

出版社名 メディアパル
出版年月 2007年8月
ISBNコード 978-4-89610-077-8
4-89610-077-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 271P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 療養中の病院で記した最後のメッセージ

    ガラスのうさぎの作者が療養中の病院で記した最後のメッセージ。すべての心と限りある命をかけたお願い。 「戦争のために、他国の人も殺さず、自国の人も殺されない、世界に誇れる憲法9条を守り続けてください。」 「戦争をおこすのも人のこころ、おこさないのも人のこころ」 最近の戦争へと向かう世の中の動きに、渾身のメッセージが込められている。

    (2007年8月12日)

商品内容

要旨

戦争を起こそうとするのは、人の心です。戦争を起こさせないようにするのも、人の心です。戦争で両親と妹を失い、焼け野原に立ち尽くした13歳の少女。あの少女は、今も、平和の尊さを訴え続けています。

目次

第1章 還らない日々
第2章 縁故疎開
第3章 戦後という時代
第4章 わが街東京
第5章 自立した日 子育ての日々
第6章 『ガラスのうさぎ』が生まれるまで
第7章 『ガラスのうさぎ』は生きている
第8章 ひろがる輪
第9章 病気とわたし
第10章 若い命とのふれあい
終章 命ある限り

出版社
商品紹介

「『ガラスのうさぎ』220万人の読者へ、これが私からの多分最後の手紙です」空襲で家族をなくした少女はどんな人生を歩んだか。

おすすめコメント

「講演会を聴いてくださった方、『ガラスのうさぎ』の読んでくださった方々へ、これが私からの最後の手紙です」。刊行されて30年。10ヶ国語で翻訳され、いまだ世界中で読まれ続けている『ガラスのうさぎ』。空襲で家族をなくし、一人焼け野原に立ち尽くした少女はどんな人生を歩んできたのか。――「人生は廻り灯籠」母はそんな言葉を10歳の少女に伝えてくれました。お墓の前でだけ話してきた私の歩みを綴りました。平和を訴える著者のラストメッセージ!

著者紹介

高木 敏子 (タカギ トシコ)  
1932年東京都生まれ。文化学院卒。1977年、自らの戦争体験を綴った処女作「ガラスのうさぎ」(金の星社)を発表。同作品で1978年に厚生省児童福祉文化奨励賞、1979年日本ジャーナリスト会議奨励賞を受賞。大きな反響をよび、1979年に映画化、1980年にはNHK銀河テレビ小説でドラマ化された。以来、30年にわたりロングセラーとして、世代を越えて読み継がれている。現在、英語、タイ語、ハンガリー語など、9ヶ国語に翻訳されている。講演会などを通して、平和の尊さを訴え続けている功績により、2005年にエイボン女性大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)