自然とギリシャ人 原子論をめぐる古代と現代の対話
出版社名 | 工作舎 |
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出版年月 | 1991年11月 |
ISBNコード |
978-4-87502-189-6
(4-87502-189-5) |
税込価格 | 2,090円 |
頁数・縦 | 179P 20cm |
商品内容
要旨 |
原子の究極の姿をめぐって、素粒子物理学が混迷の時代を迎えていた1948年、シュレーディンガーは、ロンドン大学で講演を行なった。「現代物理学の誤りは、ギリシャ哲学の時代にすでに始まっていた―」パルメニデスが想定し、ピュタゴラスが数学的に発展させ、ミレトス学派が深化させ、ヘラクレイトスが喝破した「理性的・客観的世界像」。それがやがて、デモクリトスの「アトム」へと結実し、ガッサンディ、デカルトを経て、現代の素粒子物理学にまで脈々と受け継がれてきたのだ。科学者・シュレーディンガーが、「感覚」対「理性」、「科学」対「宗教」、「私」対「客観的世界」の哲学的問題に挑んだ、20世紀の名篇。本邦初訳。 |
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目次 |
第1章 古代の思想にたちもどる動機 |