
季節の記憶
中公文庫
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 1999年9月 |
ISBNコード |
978-4-12-203497-6
(4-12-203497-3) |
税込価格 | 817円 |
頁数・縦 | 376P 16cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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散歩と会話の日々。
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- くまざわ書店大泉学園店 (東京都練馬区)
さて、この小説なんですが、何の事件も起きません。「驚きのラスト!」とか「ページをめくる手が止まらない!」的な煽り文句はいっさい適用外。ただひたすらに綴られる日常! 日常!! 鎌倉は稲村ガ崎を舞台に、フリーライターの父と5 歳の息子、ご近所さんたちとの膨大な量の会話を楽しんでいく、そんな「妙な」小説なのです。散歩のお供に持ち歩いて、何度となく読み返してきた思い入れのある一冊。晴れた日にどこかの公園でだらだらと読んでいただきたいです。「ねえ、パパ、時間って、どういうの?」。あなたが父親なら、何と答えましょうかね?(ミシマ社『THE BOOKS』より転載)
(2013年3月15日)
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商品内容
要旨 |
ぶらりぶらりと歩きながら、語らいながら、静かにうつらうつらと時間が流れていく。鎌倉・稲村ガ崎を舞台に、父と息子、便利屋の兄と妹の日々…それぞれの時間と移りゆく季節を描く。平林たい子賞、谷崎潤一郎賞受賞の待望の文庫化。 |
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