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真夜中の独りごと

新潮文庫 せ−2−40

出版社名 新潮社
出版年月 2007年5月
ISBNコード 978-4-10-114440-5
4-10-114440-0
税込価格 440円
頁数・縦 251P 16cm

商品内容

要旨

親が子を殺し子が親を殺す、そんなニュースが毎日のように流れる今ほどいやな時代はなかった。けれども嬉しいことへの期待に引かれ、私たちは生きてゆく。法話に講演に東奔西走、脂汗を浮かべて物語を生む最中に、大好きな人との出会いを慈しむ…。夜更け、心に満ちる思いを虚心に綴る日記エッセイ。今日も八面六臂の寂聴さんから、この世の本当の美しさを伝える言葉が届きました。

目次

第1章 年をとると、何と一年が短くなることか
第2章 「天台寺の野外ライブの日はいつですか」
第3章 イタリアはいいな
第4章 「反対 イラク武力攻撃 瀬戸内寂聴」
第5章 もうどこかへ蒸発してしまいたい
第6章 あの世に行っても小説は書きます
第7章 ああ、パンタライ、この世は無常である
第8章 この子たちが戦地につれていかれませんように

著者紹介

瀬戸内 寂聴 (セトウチ ジャクチョウ)  
1922(大正11)年、徳島生れ。東京女子大学卒。’57(昭和32)年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。’61年『田村俊子』で田村俊子賞、’63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。’73年11月14日平泉中尊寺で得度。法名寂聴。’92(平成4)年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨、2001年に『場所』で野間文芸賞を受賞。’06年、文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)