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小説日本芸譚

改版

新潮文庫 ま−1−1

出版社名 新潮社
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-10-110901-5
4-10-110901-X
税込価格 737円
頁数・縦 296P 16cm
シリーズ名 小説日本芸譚

商品内容

要旨

日本美術史に燦然と輝く芸術家十人が、血の通った人間として甦る―。新進気鋭の快慶の評判に心乱される運慶。命を懸けて、秀吉と対峙する千利休。将軍義教に憎まれ、虐げられる世阿弥。将軍家、公卿、富商の間を巧みに渡り歩く光悦。栄華を極めながらも、滲み出る不安、嫉妬、苛立ち、そして虚しさ―美を追い求める者たちが煩悩に囚われる禍々しい姿を描く、異色の歴史短編小説十編。

おすすめコメント

運慶、利休、光悦。芸を究むる者たちが背負いし業。松本清張が透視した、煩悩に苛まれる芸術家の姿。異色の歴史短編小説十編。日本美術史に燦然と輝く芸術家十人が、血の通った人間として甦る――。新進気鋭の快慶の評判に心乱される運慶。命を懸けて、秀吉と対峙する千利休。将軍義教に憎まれ、虐げられる世阿弥。将軍家、公卿、富商の間を巧みに渡り歩く光悦。栄華を極めながらも、滲み出る不安、嫉妬、苛立ち、そして虚しさ――美を追い求める者たちが煩悩に囚われる禍々しい姿を描く、異色の歴史短編小説十編。

著者紹介

松本 清張 (マツモト セイチョウ)  
1909‐1992。小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯を通じて旺盛な創作活動を展開し、その守備範囲は古代から現代まで多岐に亘った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)