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日本の植民地支配と朝鮮農民

同成社近現代史叢書 13

出版社名 同成社
出版年月 2010年6月
ISBNコード 978-4-88621-524-6
4-88621-524-6
税込価格 2,750円
頁数・縦 234P 20cm

商品内容

要旨

日本の植民地下、半島人口の八割を占める朝鮮農民の生活の様相をあぶり出し、特に戦時下での過酷な支配の実態を明らかにする。

目次

第1章 朝鮮農民の食と栄養(植民地下朝鮮人児童の身長低下
朝鮮における小学校児童の食事と栄養状態
道別生命表と道別栄養調査)
第2章 凶作下の朝鮮農民(一九四二〜四四年の三年連続凶作と戦時農業
戦時下朝鮮の自然災害
肥料不足下の農民と稲作品種変更
朝鮮農民の農具不足と所有農具
労働動員と労働者不足)
第3章 戦時末期朝鮮総督府の農政破綻(農業政策の転換
農政転換の意味と農民
一九四五年度の米穀供出対策要綱に見る政策転換)
第4章 戦時下朝鮮農民の新しい動向(食糧不足を背景として
労働力不足下の朝鮮内闇賃金とインフレの進行
戦時末の朝鮮人商工業者たちの動向
農民の離村の増加
農民たちの軍隊からの逃亡)
おわりに 植民地支配末期の朝鮮人民衆と日本

出版社
商品紹介

日本の植民地下にあって、半島人口の8割を占める朝鮮農民の生活の様相を炙り出し、戦時下における過酷な支配の実態を明らかにする。

著者紹介

樋口 雄一 (ヒグチ ユウイチ)  
1940年中国瀋陽生まれ。故、朴慶植氏らと『海峡』『在日朝鮮人史研究』等の刊行を続ける。朝鮮史研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)