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里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く

角川oneテーマ21 C−249

出版社名 角川書店
出版年月 2013年7月
ISBNコード 978-4-04-110512-2
4-04-110512-9
税込価格 1,034円
頁数・縦 308P 18cm

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はじめに――「里山資本主義」のススメ

はじめに――「里山資本主義」のススメ

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 新しい日本経済再生策

    資本主義の限界を感じている日本人。その不安と不満を解消し、新たな豊かさを提供する、生き方の常識を変える“里山資本主義”人々の創意工夫と「最先端の技術」が、田舎暮らしを革命的に変え、日本の田舎暮らしは「都会」と「世界」とすぐにつながる環境を手にしている。便利な都会暮らしを捨て、田舎暮らしをしなさいというのではない。
    本書は地方在住者の実践的な手引きとして、また都市生活者にとっては「生活や価値観を見直し、自らの生活と、日本の未来を見つめる」ことが出来る1冊!

    (2016年11月11日)

  • 笑顔もお金も住んでいる地域でぐるぐる回そう!

    「少子高齢化」という世界に先駆けての課題を背負っている日本の処方箋が出されました。負と考えられているものに焦点を合わせて、それを活かし、地域の人々が幸福に包まれることを考える。「里山」と書かれているけど、都会でも処方できる「シェア」資本主義ですね。「市場占有率」から「分ち合い」へ、「シェア」の意味も変化しています。

    (2013年8月25日)

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商品内容

文学賞情報

2014年 第7回 新書大賞受賞

要旨

課題先進国を救うモデル。その最先端は“里山”にあった!!危機を超え未来を生む、すり潰されない生き方を提言!!

目次

はじめに 「里山資本主義」のススメ
第1章 世界経済の最先端、中国山地―原価ゼロ円からの経済再生、地域復活
第2章 二一世紀先進国はオーストリア―ユーロ危機と無縁だった国の秘密
中国総括 「里山資本主義」の極意―マネーに依存しないサブシステム
第3章 グローバル経済からの奴隷解放―費用と人手をかけた田舎の商売の成功
第4章 “無縁社会”の克服―福祉先進国も学ぶ“過疎の町”の知恵
第5章 「マッチョな二〇世紀」から「しなやかな二一世紀」へ―課題先進国を救う里山モデル
最終総括 「里山資本主義」で不安・不満・不信に訣別を―日本の本当の危機・少子化への解決策
おわりに 里山資本主義の爽やかな風が吹き抜ける、二〇六〇年の日本

おすすめコメント

マネー資本主義の限界をなんとなく感じている日本人。その不安と不満を解消し、新たな豊かさを提供する、生き方の常識を変える“里山資本主義”   人々の創意工夫と「最先端の技術」が、田舎暮らしを革命的に変え、日本の田舎暮らしは「都会」と、そして「世界」ともすぐにつながる環境を手にしている。なにも便利な都会暮らしを捨て、田舎暮らしをしなさいというのではない。本書は地方在住者の実践的な手引きとして、また都市生活者にとっては「生活や価値観を見直し、自らの生活と、日本の未来を見つめる」ことが出来る1冊!

出版社・メーカーコメント

「社会が高齢化するから日本は衰える」は誤っている! 原価0円からの経済再生、コミュニティ復活を果たし、安全保障と地域経済の自立をもたらす究極のバックアップシステムを、日本経済の新しい原理として示す!!

著者紹介

藻谷 浩介 (モタニ コウスケ)  
1964年、山口県生まれ。株式会社日本総合研究所調査部主席研究員。株式会社日本政策投資銀行特任顧問。88年東京大学法学部卒、同年日本開発銀行(現、日本政策投資銀行)入行。米国コロンビア大学ビジネススクール留学、日本経済研究所出向などを経ながら、2000年頃より地域振興の各分野で精力的に研究・著作・講演を行う。平成合併前の約3200市町村の99.9%、海外59ヶ国を概ね私費で訪問した経験を持つ。その現場での実見に、人口などの各種統計数字、郷土史を照合して、地域特性を多面的かつ詳細に把握している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)