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日本の進む道 成長とは何だったのか

出版社名 毎日新聞出版
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-620-32772-3
4-620-32772-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 244P 19cm

商品内容

要旨

岐路に立つ資本主義、必定の「南海トラフ大地震」、経済成長なき時代を生き抜くための異色対談。

目次

第1章 経済と政治の戦い(成長とは何だったのか
経済成長という強迫観念
盧溝橋事件
お金と権力
誰が政治を動かすのか
経世済民
意味と解釈
外に出る脳
違和感の正体
自民党は日本そのもの
他人を働かせる
固定された階級
見てわからないことは)
第2章 大地震に備える(必ず起こる
リニア中央新幹線
何が起こるのか
噴火の可能性
生き残ったほうが大変
ライフライン
横浜の問題
復興資金
田舎で暮らす
人口減少への覚悟
日本への移民問題
島根の人口密度
次は東海道)
第3章 循環再生で自足する地域(新しい資本主義
お金に変わった人間関係
「自足できない」は本当か
政治の出番
封建的なるもの
変化を阻むもの
変化の予感
人格分裂
農薬と発達障害
完全な自然農法
自然に対するには)
第4章 教育問題の奥へ(明治から続く問題
文化は「接合」できるか
和は乱れたまま
日本とロシア
大地震の後に
英語教育
個性の教育
親と先生が変わると
教育の何が変わったか
旧統一教会
あなたが行けばいいのに
「みんなで考える」がわからない
みんなで考える
若者を自殺させる社会
日本人は生きていない
身体について考える
のんきに生きる)
第5章 日本人の生き方(瓦礫はどこへ
山を削る
踏み込んで考えてみる
戦争の形
大切なのは災害後
なぜそう思うのか
事実に興味を持たない人
アリを極める
現場を見ること
理屈と膏薬
空気は切れない
常識を磨く
混んでいる銭湯)

出版社・メーカーコメント

考え方を変えなければ、停滞は続く──。人気解剖学者と『里山資本主義』の地域エコノミストが、ウクライナ戦争、コロナ禍が私たちにもたらすもの、必定といわれる南海トラフ後の日本の在り方を語る。時代を生き抜くための異色対談。

著者紹介

養老 孟司 (ヨウロウ タケシ)  
1937年神奈川県生まれ。医学博士。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入り、東京大学教授となる。退官後、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。東京大学名誉教授。89年『からだの見方』でサントリー学芸賞を受賞、2003年『バカの壁』で毎日出版文化賞特別賞を受賞
藻谷 浩介 (モタニ コウスケ)  
1964年山口県生れ。地域エコノミスト。東京大学法学部卒業。日本総合研究所主席研究員。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問。地域特性を多面的に把握し、地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)