• 本

キャプテンサンダーボルト

出版社名 文藝春秋
出版年月 2014年11月
ISBNコード 978-4-16-390194-7
4-16-390194-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 524P 20cm
シリーズ名 キャプテンサンダーボルト

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • サービス精神120%の小説。大人達の冒険譚を味わって下さい。

    小学校の野球チームで一緒だった男達が偶然再会、お互いの人間性に変化はなく、年月を飛び越え当時の関係がよみがえる。少年の頃の同時体験の濃さのたまもの。そして、隔てられていた時と同様に年齢に応じた他者への責任という荷物を抱えてもいる。二人に共通している問題は「金」だ。

    現代日本が舞台。が、そこには物語を動かす大きな差異点が。「村上病」という死にいたる感染病が日本には存在し、全国民がそれを防ぐために国によりワクチンを接種させられているのである。その導入があまりに自然なので本当にそれが今の日本にも存在しているのかも?と読者に錯覚を起こさせるに十分。

    結末に向けて徐々に明らかにされる「村上病」、それにまつわる「水」を手にすることができると思われるスマートフォンが「金になる」と賭けた二人は少年時大ファンであった『鳴神戦隊サンダーボルト』という戦隊ヒーローものの役さながらに、「水」を求める謎の外国人「銀髪の怪人」と駆け引き、死闘を繰り広げる。ヒーローものに欠かせないヒロインと参謀役、相棒の犬までが登場。彼等二人を援護する。アクション!動け!そう、世界を救うために。

    繰り返すが全くの

    …続きを見る

    (2015年4月16日)

  • キャプテンサンダーボルト

    芥川賞作家の阿部和重と『ゴールデンスランバー』の伊坂幸太郎。現代を代表する人気作家の二人が4年の歳月をかけて本気で書き下ろした前代未聞の長編エンターテインメント!主人公はひょんなきっかけで再会した幼馴染の元野球少年2人。正義感にあふれた…という感じではないアラサー男子2人が世界を揺るがすディープで危険な謎に迫っていく。「村上病」という感染症とそこに隠された真実、東京大空襲時のB29の墜落、公開中止になった戦隊ヒーロー映画etc…一見して関連なさそうな事象が鮮やかにリンクしていく様はあきれるほどに爽快!オススメです!!

    (2014年12月10日)

他の書店レビューを見る

商品内容

要旨

世界を救うために、二人は走る。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29。公開中止になった幻の映画。迫りくる冷酷非情な破壊者。すべての謎に答えが出たとき、カウントダウンがはじまった。二人でしか辿りつけなかった到達点。前代未聞の完全合作。

出版社・メーカーコメント

人生に大逆転はあるのか? 小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、公開中止になった幻の映画。そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――現代を代表する人気作家ふたりが、自らの持てる着想、技術をすべて詰め込んだエンターテイメント大作。

著者紹介

阿部 和重 (アベ カズシゲ)  
1968年、山形県生まれ。1994年、「アメリカの夜」で第37回群像新人文学賞を受賞し、デビュー。その後、『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞をダブル受賞、『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、『ピストルズ』で第46回谷崎潤一郎賞を受賞
伊坂 幸太郎 (イサカ コウタロウ)  
1971年、千葉県生まれ。2000年、『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)