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AIは「心」を持てるのか 脳に近いアーキテクチャ

出版社名 日経BP社
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-8222-8540-1
4-8222-8540-5
税込価格 2,420円
頁数・縦 492P 19cm

商品内容

要旨

AI・ロボットは人類を救うか?「心」を持ったAIがカギとなる。テクノロジーの単なる組み合わせだけでなくアーキテクチャの進化が必要になる。

目次

第1部 電気羊の夢(「新しい心」の誕生
ゴーストの森の生活
機械仕掛けのトルコ人
異人を愛する
鎖を解かれたプロメーテウス
神の帰還)
第2部 心の問題(世界の青写真
身体のない心
レジスタンス
心を見つめる
サイバネティックな脳)
第3部 不思議の国のエイダ(「すべてのクレタ人は嘘つきだ」
プログラム
ブレッチリー・パークからグーグルの構内へ
思考するマシン
カオスの縁にいるダーウィン)

おすすめコメント

AI(人工知能やロボット)の歴史や現状を踏まえながら、AIと人とのかかわりを分析した解説読み物です。AIは人間の仕事を奪うという悲観論でも、夢物語でもなく、冷静に分析します。テクノロジーに偏ったり、感覚に訴える感情論でもなく、AIの在り方を探ります。本書を貫くテーマは「AI・ロボットは人類を救うか?」です。これに対する著者の考えは、人類を救うためには、「心を持ったAIがカギとなる」というものです。処理能力の向上、扱えるデータの大容量化、テクノロジーの単なる組み合わせだけでなく、脳に近いアーキテクチャの進化が必要になると考えています。第1部は「心を持つ機械」が古代からどのように扱われてきたかを解説します。第2部は認知科学の視点から、ギリシャ時代の哲学者から現代の量子科学者の「心」のとらえ方がAIにも適用できることを示します。第3部は現在進行中のコンピュータ科学の視点から、AIの実現性を追い求めます。

著者紹介

ザルカダキス,ジョージ (ザルカダキス,ジョージ)   Zarkadakis,George
システムエンジニア、サイエンスライターで、ロンドン市立大学で人工知能の博士号を取得している。今までにシリコン・グラフィックス、欧州バイオインフォマティクス研究所などで働いたことがあり、現在はデジタルコンサルタント、ウェブアントレプレナーとして活躍している。若いサイエンスコミュニケーターのコンテストであるFamelabではブリティッシュカウンシルと共同作業を行っており、カフェサイエンティフィックや科学技術分野での公開討論を多数組織してきた
長尾 高弘 (ナガオ タカヒロ)  
1960年千葉県生まれ。東京大学教育学部卒、(株)ロングテール社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)