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ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか

出版社名 早川書房
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-15-209596-1
4-15-209596-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 340P 19cm

商品内容

要旨

進化論のダーウィンは、世界で一番長い交尾器をもったフジツボの発見者としても著名です。じつは生物学者は古くから、生き物の「秘部」が隠し持つ驚きに圧倒され続けてきました。たとえば…ペニスにバイブレーターを備えたガガンボがいる。クモの雌はイケてる雄とそうでない雄の精子を使い分ける。自分の体長の倍以上の長いペニスを巻尺のようにまるめて収納する甲虫がいる…。性というテーマは進化論上でも論争の激しい分野。この多様性の王国を生物学者のガイドと、驚くべき多数の図版でお楽しみください。

目次

第1章 用語を定義せよ!
第2章 ダーウィンの覗き穴
第3章 体内求愛装置
第4章 恋人をじらす五〇の方法
第5章 気まぐれな造形家
第6章 ベイトマン・リターンズ
第7章 将来の求愛者
第8章 性のアンビバレンス

おすすめコメント

生物に備わる交尾のための器官に関する研究の歴史は意外と浅いが、実は多様性のカラフルさでは随一。いまも論争の的である性淘汰と合わせ、生物の不思議と面白さが凝縮されたテーマを明かす1冊。

著者紹介

スヒルトハウゼン,メノ (スヒルトハウゼン,メノ)   Schilthuizen,Menno
1965年生まれ。ナチュラリス生物多様性センター(旧オランダ国立自然史博物館)のリサーチ・サイエンティスト、ライデン大学教授。専門は生態学、進化生物学
田沢 恭子 (タザワ キョウコ)  
翻訳家。1970年生。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科英文学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)