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人狼知能 だます・見破る・説得する人工知能

出版社名 森北出版
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-627-85371-3
4-627-85371-8
税込価格 2,640円
頁数・縦 152P 22cm

商品内容

要旨

「だます」「見破る」「説得する」といった、人間ならではのコミュニケーションが戦略の鍵を握る人狼ゲーム。将棋や囲碁の次のチャレンジとして、いま人工知能の研究者がこのゲームに注目している。人狼をプレイするAIシステム(=人狼知能)はどのように実現でき、どのように実社会で活かせるのか。認知モデル構築・自然言語処理・エージェントロボットの開発など、多岐にわたる研究プロジェクトの全般を紹介する。

目次

第1章 人狼知能とは何か?
第2章 人狼ゲーム概説
第3章 人狼知能の実現に向けて
第4章 人狼知能のための認知モデル
第5章 人間どうしによるプレイの解析
第6章 集合知による人狼知能の構築―人狼知能大会
第7章 人狼知能エージェントの構築
第8章 人狼知能が拓く未来

著者紹介

鳥海 不二夫 (トリウミ フジオ)  
2004年東京工業大学大学院理工学研究科機械制御システム専攻博士課程修了。博士(工学)。同年名古屋大学大学院情報科学研究科助手。2007年同大学助教。2012年東京大学大学院工学系研究科准教授。社会データマイニングやエージェントシミュレーションの研究に従事。人狼知能プロジェクトを牽引する
片上 大輔 (カタガミ ダイスケ)  
2002年東京工業大学大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。同年東京工業大学大学院総合理工学研究科助手。2007年同大学同研究科助教。2010年東京工芸大学工学部コンピュータ応用学科准教授。人工知能、ヒューマンエージェントインタラクションに関する研究に従事し、近年は主に人狼知能、雰囲気工学に関する研究を行っている
大澤 博隆 (オオサワ ヒロタカ)  
2009年慶應義塾大学大学院開放環境科学専攻博士課程修了。博士(工学)。2009年米国マサチューセッツ工科大学AgeLab特別研究員。2010年日本学術振興会特別研究員PDに採択され、国立情報学研究所へ出向。同年から2011年にかけて、JSTさきがけ専任研究員に従事。2011年より慶應義塾大学理工学部情報工学科助教。2013年より現在まで、筑波大学大学院システム情報系助教。ヒューマンエージェントイクタラクション、人工知能の研究に従事
稲葉 通将 (イナバ ミチマサ)  
2012年名古屋大学大学院情報科学研究科社会システム情報学専攻博士後期課程修了。博士(情報科学)。同年広島市立大学大学院情報科学研究科助教。非タスク指向型(雑談)対話エージェント、対話型ゲームの研究に従事
篠田 孝祐 (シノダ コウスケ)  
2004年北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科知識社会システム学専攻博士後期課程修了。博士(知識科学)。2012年慶應義塾大学特任准教授。2014年電気通信大学大学院情報理工学研究科助教。マルチエージェントシミュレーション、群衆シミュレーションの研究に従事
狩野 芳伸 (カノ ヨシノブ)  
2007年東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻博士課程単位取得退学。博士(情報理工学)。東京大学情報理工学系研究科特任研究員、JSTさきがけ研究者等を経て、2014年静岡大学情報学部准教授。自然言語処理、対話システム、テキストマイニングの研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)