• 本

生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像

ブルーバックス B−2010

出版社名 講談社
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-06-502010-4
4-06-502010-7
税込価格 1,078円
頁数・縦 254P 18cm

商品内容

要旨

数十億年前、いま最も注目を集めるあるウイルスの祖先が誕生した。ヒトや細菌とは遺伝的系統を異にする彼らが、私たちの“共通祖先”に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!?そして、その子孫たる「巨大ウイルス」が明らかにする、生命と進化の知られざるからくりとは?日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見者が語る、生物進化のアナザーヒストリー。

目次

第1章 巨大ウイルスのファミリーヒストリー―彼らはどこから来たのか(見えていなかったもの
ミミウイルス
壷型巨大ウイルスの衝撃
「出身地」明記された巨大ウイルス
巨大さんと、その謎)
第2章 巨大ウイルスが作る「根城」―彼らは細胞の中で何をしているのか(ウイルスは何をしている?
ウイルス工場の多彩な姿
ミミウイルスが作り出す「宝石」)
第3章 不完全なウイルスたち―生物から遠ざかるのか、近づくのか(「区画」とリボソーム
リボソームRNAと翻訳システム
「不完全」なウイルスたち
「共通祖先」を追え!
リボソームは水平移動の夢を見るか)
第4章 ゆらぐ生命観―ウイルスが私たちを生み出し、進化させてきた!?(細胞核はウイルスが作った!?
「区画化」する意味
ウイルスとは何か
ウイルスの本体とは!?そして生命とは?)

おすすめコメント

生命への見方ががらりと変わる! 進化とは何か? ウイルスはそれにどう関わったか? そして生命とは? 「常識が覆る快感」を味わう、極上の生命科学ミステリー。巨大ウイルスが引き起こす「コペルニクス的転回」! 数十億年前、いま最も注目を集めるあるウイルスの祖先が誕生した。ヒトや細菌とは遺伝的系統を異にする彼らが、私たちの〈共通祖先〉に感染し、生物の発展・繁栄に不可欠なDNAや細胞核をもたらした!? そして、その子孫たる「巨大ウイルス」が明らかにする、生命と進化の知られざるからくりとは? 日本初の巨大ウイルス=トーキョーウイルスの発見者が語る、生物進化のアナザーヒストリー。

著者紹介

武村 政春 (タケムラ マサハル)  
1969年、三重県津市生まれ。1998年、名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋大学助手等を経て、東京理科大学理学部第一部教授。専門は、巨大ウイルス学、生物教育学、分子生物学、細胞進化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)