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シベリア出兵 「住民虐殺戦争」の真相

出版社名 花伝社
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-7634-0876-1
4-7634-0876-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 163P 19cm

商品内容

要旨

知られざるシベリア出兵の謎。一九一八年、ロシア革命への干渉戦争として行われたシベリア出兵。実際に起こったのは、極限状態の日本軍兵士によるロシアの村落焼き討ちと、赤軍パルチザンによる日本の居留民への虐殺だった―。シベリア抑留生存者が出会った“戦争”の実態、重複する加害と被害。

目次

第1章 イワノフカ事件―加害のロシア人集落焼き討ち(抑留体験者の住職が知った日本軍の焼き討ち
全抑協の斎藤会長が発見した「棄兵・棄民」文書 ほか)
第2章 田中大隊の全滅―復讐心をあおった軍国美談(抗日パルチザンと「ユフタの戦い」
戦場写真から講話の虚構を見破る ほか)
第3章 「拡大派兵」の強行―傀儡政権の樹立を策動(ロシア革命に乗じた干渉戦争
韓国と中国東北部を領有してシベリアへ ほか)
第4章 日本兵の懊悩―本当の敵は誰なのか(シベリアに「社会主義中尉」
人間ゆえに前線兵士たちの悲痛 ほか)
第5章 尼港事件―被害の居留日本人虐殺(守備隊は全滅し、副領事一家も犠牲
救援軍が到着する前に皆殺し ほか)

著者紹介

広岩 近広 (ヒロイワ チカヒロ)  
1950年大分県生まれ。電気通信大学電波通信学科卒業後、1975年に毎日新聞社に入社、大阪本社編集局次長をへて2007年から専門編集委員に就任し原爆や戦争を取材・執筆、大阪本社発行の朝刊連載「平和をたずねて」で第二十二回坂田記念ジャーナリズム賞を受賞。2016年から客員編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)