老いへの不安 歳を取りそこねる人たち
中公文庫 か89−1
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2019年6月 |
ISBNコード |
978-4-12-206744-8
(4-12-206744-8) |
税込価格 | 858円 |
頁数・縦 | 252P 16cm |
商品内容
要旨 |
老いについて語ることは、幸福について考えることに重なる―。認知症への恐れ、歳を取りそこねるために生じる恥や勘違い、若さへの見苦しい執着。一方、歳を経たがゆえの味わいとは。精神科医が、臨床現場や文学作品のなかに、身につまされる事例や望ましい「年寄り」の姿を探る。哀しくもおかしな老いの見本帳。 |
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目次 |
序章 初老期と不安 |
おすすめコメント
よく老いることは、むずかしい。「若さという神話」への無自覚で強迫的な執着は虚しい。ならば、望ましい「年寄り」のモデルはあるのか? 歳をうまく取れないために生じる恥、勘違い、いかがわしい振る舞い。老人たちの不安に向き合ってきた精神科医が、臨床現場での知見と数多くの文学作品の読解をもとに、老いゆく人の心に迫る。哀しくもおかしな老いの見本帳。〈解説〉宮沢章夫