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ヴェノナ 解読されたソ連の暗号とスパイ活動

出版社名 扶桑社
出版年月 2019年10月
ISBNコード 978-4-594-08307-6
4-594-08307-2
税込価格 2,750円
頁数・縦 501P 21cm

商品内容

要旨

封印されてきた歴史の真実。第二次世界大戦時、アメリカはソ連の諜報活動に操られていた!近現代史の書き換えを迫る第一級の史料。

目次

「ヴェノナ」への道
「ヴェノナ」と冷戦
暗号解読
アメリカ共産党の地下組織
ゴロス=ベントリー・ネットワーク
ルーズベルト政権中枢に喰い込んだソ連のスパイたち
ソ連軍情報部の対米スパイ活動
アメリカ政府機関別に見るソ連スパイの浸透
「同胞」たち
アメリカ大陸における反スターリン分子の追跡
産業スパイ・原爆スパイ
ソ連の諜報活動とアメリカの歴史(結論)

おすすめコメント

PHPより刊行された同名の書籍の復刊。アメリカとイギリスの情報機関が、1940〜1944年のソ連の暗号を解読したヴェノナ文書が、1995年アメリカの情報公開法によって一斉公開された。本書はその内容をまとめたもので、第二次世界大戦における知られざる真実を知るための一級資料となっている。第二次世界大戦に関わる歴史の見直しやその書き換えを行う上で、あるいは日本が現代のインテリジェンス(諜報)戦を戦うためにも必須の書。

著者紹介

ヘインズ,ジョン・アール (ヘインズ,ジョンアール)   Haynes,John Earl
元アメリカ議会図書館史料部研究員。歴史家。アメリカ共産主義運動とソ連の対米スパイ活動を扱う共著を多数出版
クレア,ハーヴェイ (クレア,ハーヴェイ)   Klehr,Harvey
エモリー大学名誉教授。歴史家。アメリカ共産主義運動とソ連の対米スパイ活動を扱う共著を多数出版
中西 輝政 (ナカニシ テルマサ)  
京都大学名誉教授。1947年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授、京都大学大学院教授を歴任。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。2002年、正論大賞、2005年、文藝春秋読者賞受賞。著書に『大英帝国衰亡史』(毎日出版文化賞・山本七平賞、PHP文庫)など
山添 博史 (ヤマゾエ ヒロシ)  
防衛省防衛研究所主任研究官。1975年、大阪府生まれ。2005年、ロンドン大学スラヴ東欧研究所修士課程修了、2008年、京都大学人間・環境学研究科博士、防衛研究所勤務開始、2012年、英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)客員研究員(兼任)。専門はロシア安全保障、国際関係史。情報史研究会会員
佐々木 太郎 (ササキ タロウ)  
1980年、広島県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。専門は、国際政治学、インテリジェンス研究。現在、京都文教大学及び相愛大学にて非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)